街のあかり:ドラマティックなことを、なんでもないことのように語ること

コイスティネンって主人公の男性が、ただ真面目に生活してるんだけど、きづいたらどん底に。
映画自体がこの、生真面目な主人公のごとく生真面目なテンポで展開してく。
ただ、ある種の生真面目さは笑えるし、ある種の生真面目さは悲しい。
コイスティネン、全く笑わないんだけど、みてるほうは笑っちゃう。
コイスティネン、泣かないけど、みてるほうは泣いちゃう。
映画なのに、ドラマティックなことをドラマティックじゃないことにしてしまう、コイスティネン。
なんかリアルだなーと思った。
映画ってよりは、現実。
コイスティネンの生真面目なくせに大口たたくとこがさらにリアルで悲しい。
人間ってこんなだよなー。どうしようもないな。でもなんかかわいいなー。って、思う。そんな映画。