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ワンダフルライフ
これ、課題映画にすればいいのに。
（課題曲とか、課題図書とかのなかまね。わかりづらいか。）
死んだ人が一週間だけ滞在する場所。そこで、自分の人生の中から一つの場面を選ぶ。その場面は映像化される。そして、その場面だけを胸に、あの世へと旅立つ。
そんなストーリー。
死んだ人にとって、自分の人生ははじめとおわりのあるものなんだ。それが不思議だった。みんな、過去しかない。
で、みんなが思い思いに過去を振り返る。
嘘の思い出をいうひと、なにも思い出したくないという人、自慢をならべたてるひと・・・。それぞれが、自分の人生というひとつのストーリーをたどって、あの世に持っていく場面を、これから永遠に自分を支配するイメージをさがしていく。
自分が今、そういう状況になったら、どの場面を選ぶだろう。ささいなたのしいこととかうれしいことは思いつくけど、どれも永遠に持ってくイメージとして決定打じゃない気がする・・・
なんて。日々を無意識に過ごすのがもったいなくなるようなおはなしだった。