Australia ballet

オーストラリア・バレエ・カンパニーの公演「concord」へ。

3つのパフォーマンスをみる。
一つ目は、スペインの音楽にのせたダンスで、とても情熱的かつ優雅。
照明がとても暗く設定されていて、人がふわっと浮かび上がっているような、幻想的なパフォーマンスだった。衣装も女性はふわっとした長めのスカートで、実際はとても奇妙な動きをしているんだけれども、やわらかい印象を受けた。ステージの後ろ半分は真っ暗で何も見えず、人がいれかわるたびに「消えた!」と思ってしまった。
二つ目はコメディタッチの演劇風ダンス。おもしろくてみんなクスクス笑っていた。
三つ目はモダンダンス。床から壁いっぱいにかけて真っ白な舞台装置に、黒いドットがいくつかうかんでいる。ダンサーの衣装も白、黒、肌色の三色の組み合わせによるシンプルなもの。舞台も衣装もミニマルなシンプルなものであるだけに、ダンサーの身体の動きがとてもくっきり、そして異様に見える。舞台の端から端までにわたるオレンジ色の照明がかっこよかった。

ひさしぶりのバレエ。
人のからだから、こんな動きをとりだすことができるなんてすばらしいとおもう。
一つ一つの動きに「人の身体ってこんなカタチをとれるのか」とか「こんな動きができるのか」と、はっとさせられた。