2年ぶり2度目の

SA

SA。
一度目より、冷静に体験した。
はじめていったときは、「さかもとせんせいのSAだー。わーい」
という気持ちと、その直前に代田、その直後に直方体の森をみたっていう経験の順番から、完全に「モノの空間」にあっとうされてしまった。


二度目。
場所のつくり方、その連続させかたは、ほんとにすごい。
あり得ない大きさの気積をもった空間なのに、座った状態で感じる包囲感とか。
いろんなかたちの、空間がだらだらとつながっていくかんじとか。


ただ、今回特に感じたのは、「レトリカルだなー」ということ。
「螺旋」とか「大屋根」とか、建築の統合にかかわる強い構成をつくっておきながら、部材やモノ、床レベルの切り替えとかで断片化させてるとことか、そういう「匠!」的なレトリックがみえるな、とおもった。


それで、祖師谷・F・SA・キコは「坂本建築成熟期」というふうに位置づけてみた。
「風格」とか「蓄積(経験の)」があって「若さ」が、ないかなと。
例えば代田や水無瀬にいってかんじた、「スケール攻め!」は「若さ」だなー。


で、勇気がわく。
「若さ」の力を知る。
新しいものを、真っ正面から求める力。


よし。