ふじ

いとうとよお展、いってきました。
あ、写真は母画「富士山」。
もけいがとにかくでかくて、石川セリのBGMもバックグラウンドて感じじゃないくらいでかくて、ガッツをかんじた。
ただもう、でかい模型つくっても展覧会としては新しくないなっておもったりして。
でっかい図面のほうがよかった。かっこよかった。
そういえば大橋展の図面もでっかくてかっこよかった。
大橋さんの場合は図面そのものがきれいで、トレペの原図みたときにはため息が出たけど。
キャドの図面でも1/1になるとすごい迫力あるなとおもった。
二次元なのにぐーっとおくゆきをかんじる。


最近朝晩めっきり寒くなって、てことは論文そろそろ書かなきゃーて季節がまたやってきて、案の定たくさん本が読みたくなる。のうみその栄養は糖分らしいけど、文章の栄養は文章らしい。
中島らもを一気よみして、次はだれにしようか思案中。
中島らもの文章はなまなましくて、迫力がある。
「バンドオブザナイト」は、ちょっと怖くなった。なんか、リアルで。
「今夜すべてのバーで」は、確かに名作だと思った。自分とはかけ離れた世界のようで、人ごとと思えない世界だった。
「こどもの一生」これはファンタジーより。怖いファンタジー。人間て怖い。
「永遠も半ばをすぎて」これけっこうすきだったな。詐欺師の、情けないかんじ。
なんかどれもかなり人間的で、いろんなことを美化してなくて、きれいな自然とかもでてこなくて、地面の文学だとおもった。
同時期に読んでた「嫌われ松子の一生」も、人間チックなの。まあちょっとロマンチックな改心劇もあったけど、全体として、ほんとどうしようもないなーってかんじで。ただやっぱりドラマチックだから、映画化とかドラマ化されるんだろうな。


そんな毎日。