マドリッド大学のドクター陣+αをひきつれて、HOUSE Fと江古田ハウスへ。
「13人でいきます」といわれたのに、26人いる。スペイン人は群れ好きらしく、しきりに団体行動を強調してくる。だから、引率は思ったよりらくちん。

ハウスFも江古田も外観だけだったけど、さかもと建築には珍しいスケールのふたつで、ちょっとおもしろかった。
まず建物自体の規模がおっきい。
だからどちらも「分節」されてる。なにはともあれ手が届く大きさの部分のあつまりにまで還元されてる。
でもそのひとつめの部分(ぬりわけられた壁のいちまいだったり、屋根だったり、とびでたヴォリュームだったりする)も人よりはずいぶんおおきなもので、より小さいふたつめの部分(窓だったり、手すりだったりする)のあつまりにみえる。
って、ある意味あたりまえなんだけどね。その階層的な作業がかなり意識的に見えた。このつぎはこれ、つぎはこれ、つぎはこれ・・・・と、順々になってるかんじが。実はそういう作業が「みえる」建物ってなかなかなくて、いいのか悪いのか判断できないまま、しばしびっくりする。

ハウスFの中入りたいなー。と思って突っ立っていたら、スペイン人も入りたいとぶーぶーいってた。ほかのスペイン人は、セジマのプラットフォームににてる!シルバーハットっぽいかとおもってたけど、セジマのほうがにてる!といってた。


彼らは、うちとアトワンとセジマさん西沢(立)さん伊東さんの5個の事務所を見に来たらしい。各事務所の人たちにいろいろ実作をみせてもらってて、よかったやつも期待していったのにとんでもないことになってたやつもあったらしく、嬉々として話を聞かせてくれた。
そして彼らは、マテリアルへの興味がとてもうよかった。そういう流れなのかな?
久しぶりの異文化交流。おもしろかった。

チャオ!