nerie2007-06-28

白の家訪問。
まずは外観。屋根でかい!お寺かよ!!そして軒が高い。
中へ。緊張して望んだところ、いきなり障子全開で、肩すかし。
障子を閉めると、ぴしっときまる。障子がぼんやり白く光って、その白い光しか外部は存在しなくて、この部屋ごとどっかにワープしちゃうんじゃないかと思う。
それにしても、大きい空間は、やっぱり魅力的だな。高い天井の空間、部屋の上の方が真っ白くて大きい。部屋の中に余白がいつでも担保されてる。部屋の下の方、人が動き回る部分はもっと具体的にコントロールされてる。
思ってたよりディテールがやさしくて驚く。巾木も枠もしっかりしてる。そういうところが、日本の文化と接続してる。
すごく険しい空間を想像していただけに、びっくり。柱も太く、なまなましかった。
2階。天井裏がでかい!立面のプロポーションと内部空間に欲しい空間のズレが如実に表れてるなーと思う。
合わせ柱といい、床のレベルといい、ディテールといい、そういうのが集合してつくる全体のなかで、絶対にこのサイズでこの場所!ってところにおさまってて、そういうプロポーションを重んじる姿勢に50年代の端正な建築の影響を感じる。
すごく完成された建築を想像してたけど、いろんな建築に文化に影響されながら、そしてそれらを複合させながら成立してる建築だった。
なんだか、私のなかの建築の、時間軸の幅がぐっとひろがる経験をしたきがする。