若松さんオープンハウス@中目黒

nerie2007-08-04

まずは、あの面積で、あれだけひろびろとしたインテリアをつくってるのがすごいとおもった。
それは、プランニングががちがちでないことが大きいな、と思う。高さとか結構攻めてるけど、プランニングは大らかで、それがあの広々とした感じをつくってるんじゃないかな。
あとは、階によって仕上げとか色を変えていたり、スイッチプレート何種類か使ってたり、照明の種類もあの規模にしては多かったし、とにかく結構いろんな種類のものを使ってるなーという印象を受けた。
そこが、私がいつも若松さんって大らかだなーと感じる所以なのかな。全体の統合性みたいなものはざっくりしていて、部分部分で「いい」場所をつくってくような。
でも、そういうやりかたは、体験すると魅力的ではあるんだけど、なんかちょっとものたりないという気もする。建築的に攻撃的でないというか・・・。そうすれば、確かに気持ちいい場所はできるしそれで必要十分なのかもしれないんだけど、あまりにも職業的に感じてしまうな。
この前見に行った建て売りのやつ(新建築の表紙になってたやつ)のほうがそういう感じをうけたけど。戦うべきとこでさらりとかわしてしまってるんじゃないか、と。