samson&delilah


jemとlygon streetのシネマで。アボリジニの若者のお話。
前編を通してほとんど台詞がない。美しい景色と、貧相な街、繰り返す怠惰な毎日。
おばあちゃんが亡くなったことをきっかけにして毎日のリズムが一気に崩れる。
都会へ向かうsamson&delilah。残酷なことばかりが続き、狂っていくふたり。
もうふたりとも死んだんだこれは、と思った、本当にどうしようもない瞬間、光が射して、ふたりは村に帰る。
でも村から追い出され、ふたりで暮らす。


それにしても人生ってこんな感じだよな。と、なぜかおもった。
繰り返しの中の、小さな変化が、全部を変えてしまって、同じ繰り返しの中に戻ることはもうできない。
べつに良くも悪くもないけど、そういうものなんだろう。