十年ぶりの人たちに会う会にいく。
わくわくと赤坂へ向かい、もう店に着きそうなときに突然、そういえば自分の高校時代のキャラクターを覚えてないけどどうしよう、と思う。別に高校時代のキャラで振る舞う必要はないのだけど、当時の自分からの距離がわからない今の自分で彼らに会うことにすごい違和感を感じだしてしまう。

もちろん普通に楽しかったし、結局あんまりかわってないといわれ、そういわれたことがまた奇妙な感じだった。記憶喪失か、というくらい当時の自分を覚えてない。でも、友達たちのことは驚くほど細かいことまで覚えていた。

この前「ソフィアの夜明け」をみにいった。
っていうかほんとは、「ハーブアンドドロシー」を見に行ったのだけど、映画館までついてどうしてもハッピーな映画を見る気分になれず、ちょうど同じ時間にやってたからみた。
http://www.eiganokuni.com/sofia/index2.html

ブルガリアの映画。ちなみにブルガリアは年間7〜8本の映画製作数の国らしい。
現代のブルガリアの様子が映画に凝縮されているんだろうな、と思う。
ストーリーは、すごいおおざっぱにいうと、売れないアーティストが実らない恋をして、でも希望をみつけるっていうものなんだけど、ディテールがすごくよかった。社会の中にある暴力とか、格差とか、差別とかそういうものが描かれていたし、音楽や創作物のなまなましさも伝わってきた。
主役の人は撮影終了直後に亡くなったらしく、なんだかすごい不思議だった。こんなにリアルな現代社会をスクリーンのなかで生きている人が、ほんとはもういない。
映画を見ている自分と生身の自分がぐらりとするような思いだった。

あ、新居きまりました。
フットサル場とプールの向かい!