カポーティ

カポーティ
「僕らは同じ家でうまれて、彼は裏口から、ぼくは表玄関からでていったんだ」
なんというか、私が普段きづいていながら無視したいと思っている感情をひきずりだされたような気分になった。カポーティーの人間らしさ、弱さ、残酷さ、才能、葛藤。どろどろした、でもあたりまえの、もの。
映画ってすごいなーと最近よく思う。もちろん楽しいとかきれいなものをみせてくれるとか非日常を、スペクタクルをみせてくれるとか、色んな理由があるけど、こういう日頃言葉にしづらい部分を映像と時間をつかって表現している作品に出会うと、「映画」の力を感じる。