パソナ本社ビルの見学にいく。ビルの壁面と屋上を緑化するにとどまらず、オフィスのなかも緑だらけ、バラ園がホワイエにあり、廊下ではトマトとかバジルとかとれ、ロビーで稲刈りできる、そんなオフィス。
室内で果物まで育ってる様子には驚いた。ただなんでプランターに一列に並んでけなげに壁にそうワイヤーメッシュをはうこのゴーヤをみてわくわくできないんだろう。天井のトマトをもぎたくならないんだろう。

なんだかんだで、私も外で育って太陽の光をいっぱいうけたものこそ良い!とか思ってんのだろうか。と、思いを巡らせ、たしかにそれもあるけど、どちらかというとこの風景が魅力的でないせいでわくわくできないのだと思い当たる。畑って野菜とか花とか果物の都合メインだから、でかい!とかこんな畝みたことない!とか、いうことにいちいちわくわくするんだけど、ここのは人間のオフィスの空いた場所を埋めるように配置されてるから、まあこれって野菜じゃなくて水槽でも絵画でもよかったんでしょってかんじなのだ。もちろん技術的にはすごいんだけどさ。

野菜のためのビルをつくってその一角で働けばいいのに。