やー、そろそろひと月。梅雨明けましたね。
入院生活はこっちにかいてみた。
http://tatasopiso.jugem.jp/
念願かなって窓際のベッドに移動できたので、機嫌良く過ごしています。
たまにけっこう緊急の人とか運ばれてきてびっくりする。大部屋なのに。


これだけ時間あると、一日一冊以上の本が読める。
iPhoneにダウンロードしたファイナルファンタジーもイノティア戦記も、やろうと思えばかなり丁寧にやれる。
ただ寝たきりなのと副作用で手が震えるので、なにも書けない…
受動的な日々。
たまにはいいか。


入院して、ほんと母強い、と思ってしまう。
入院してるのはどちらかというと弱い母なんだけど。
それでもメンタルが、強い。産むぞ!って。
考えてみたらこんなにも肉迫した明確な目標をもって一定期間過ごすことがあるだろうか。お腹のなかでボコボコ動いてるこいつを元気に出してやる!なんて。


寝てるだけだけど、それなりに毎日いろいろ勉強になってます。

今日で10日。よくやった!私!!
この10日をあと3回やれば一ヶ月。
そしたら第一目標の34週をこえる。
がんばってゴロゴロし続けよう。


入院食のおかげか、ちょっと痩せてきた。
私は意外と入院食の味気ない感じか好き。小学校の給食みたい。
小学校のときは給食の時間が一番嫌いだったけど…
毎日こんなにバランスよく食べれるんだからいいよなー。感謝。


食事って本当にすごい。
栄養とるだけならこんなに色んな種類食べなくてもなんとかなりそうなものなのに、美味しいと思うこととか、食べたいと思うこととか、楽しい気持ちとセットになると、より吸収力が上がる気がする。
早く退院して、みんなで楽しくご飯たべたいなあ。
きれいな景色のところがいいなあ。

窓際のベッドには移れませんといわれ、想像以上にショックをうけてしまった。看護師さんも動揺してたみたい。


時間があるからか、英語の本を読むのも最近苦にならなくなってきた。これで自分が読める本がさらに増えるんだと思うとわくわくする。勿論日本語の本だけでも読みきれないくらいの数のものが出版されているし、自分が読める量には限りがあるから、そう単純ではないけれど。
一番最近読み終わったやつ。

Tuesdays with Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson, 20th Anniversary Edition

Tuesdays with Morrie: An Old Man, a Young Man, and Life's Greatest Lesson, 20th Anniversary Edition

病気で徐々に死のうとしている元教授から元教え子へのレッスン。
私はやっぱり老人になるのが楽しみだと思ってしまった。

入院してから早いもので一週間たった。
10時に寝て6時まえには起きる、超健康的な生活をしてます。
入院生活はというと、トイレと食事以外は横になってるというもの。横になってるのが一番の治療らしい。
後は24時間点滴。なんだか点滴が合わないのか血管が弱いのか、二日に一回は差し替えなきゃいけない。副作用で震えと動悸、あと微熱。貧血の薬ものみはじめた。

まあでも、なんとかなるものだなーと、思う。意外と暇な時間とかぼーっとしてることがあまり苦にならない人だったみたい。本とか読むんだけど、寝たまま読むのって実は疲れちゃうから、いつもみたいにたくさんは読めないみたい。
今一番の望みは窓際のベッドにうつること!
楽しみは朝赤ちゃんの心音をきくこと!赤ちゃんがおなかのなかでボコボコ動くこと!
後やっぱりなんだかんだで面会の人がきてくれた日は楽しい気分になる。
いろんな人に助けてもらってなんとかやっていけてる。結局人のつながりにいつも助けられてるなあ私は、と思う日々。

自分はカフェインを取るためにコーヒーを飲んでると思ってたけど違った。
カフェインを取るなと言われても、コーヒーは飲みたかったのだ。
最近はスタバとかたまに個人経営のカフェとかにもあるカフェインレスコーヒーを飲んでいる。
普段インスタントコーヒーなんて飲まないのに、インスタントのカフェインレスコーヒーまで買ってしまった。
コーヒーは眠気覚ましではなくて、習慣だったみたい。


見に行った映画を、忘れないうちに。
ラプンツェル

これでもかというくらいオーソドックスなストーリーでよかった。
小ネタの部分を入れ替えていけばいくらでも名作ができるのではないかと思ってしまった。
「魔法の髪」を「眠り」とか「野獣」にかえて、それにまつわるエピソードを加えればもう名作。
「いい人が悪い人に何かされてでも最後は誰かと一緒にそれを乗り越えハッピーエンド」ていうくっきりした話の背骨というか様式に乗っ取ったお話は見ていて安心感がある。


サムウェア

こちらはそれに対して、ストーリーの軸足がどこにあるのかはっきりしないのだけど、それはこの映画がストーリーものではないからで。娘がアイススケートをしているシーンが象徴的だと思ったのだけど、日常の中にある一瞬のなんでもないけれどもなんだか瑞々しいシーンを切り取ったような映画だった。疲れて眠くなりながら親子でハンバーガーを食べ、おじさんの歌を聴いているシーンしかり。それをソフィア・コッポラらしさというのかどうかは分からないけど、そういうことかもしれない。
ストーリー物好きのヴォーンには受けが悪かった。


ツーリスト

これは何だろう。サスペンス?っていうのかな。
多分ハラハラドキドキのストーリーなんだけど、それよりアンジェリーナ・ジョリージョニー・デップってすごい!と思ってしまった。どんな景色のなかでもどんな動でも美しい俳優さん。なんかもう、しぐさまで「大俳優!」って感じだった。
こういう映画を見慣れてないからか、全く最後の展開も予想できてなかった私は、それなりにびっくりできた。

ベンフォールズ、いってきた。
この前メルボルンで見たときは一人だったけど、今回はバンドで。
新しい曲からベンフォールズ・ファイブの曲まで。
久しぶりに彼のピアノをきいて、にやりとしてしまう。


ベンフォールズは、自分のきれいな声にコンプレックスを持ってたらしい。
ニックケイブ(確か)みたいな声になりたくて、のどをガラガラにしてうたってみたり、変な声をだしたりしてみたものの、やっぱり自分の声はきれいだったと前にいってた。
でもきれいな声だから面白い曲をたくさんかいていて、そこにベンフォールズの戦いがみえるなあとおもう。賢い人なのだ。
ベンフォールズは、どうみてもかっこわるいのだけど、すごいかっこいい。
バンドの人たちよりぱっとしないルックスで、でも体全体で音を出して、きれいな声で面白いジョークをいって、みんなをライブの中に巻き込んでいく。


おなかの中のベイビーは、静かな曲が好きだったみたいでかなり反応してた。
一番踊ってたのはbrick(ベンフォールズ・ファイブ)だった。
あと、家でよく聴いてる曲にはけっこう反応していたので、覚えてるのか?!とびっくりした。きっと分娩のときもかけるんだろうな。

Whatever & Ever Amen

Whatever & Ever Amen

帰宅後、ヴォーンが久しぶりにタップダンスをしてくれる。
ヴォーンは仕事だったのでライブに行けなかったのだけど、仕事中に私(たち)がライブに行ってる時間だなーと思って幸せな気持ちになったらしい。自分は仕事してて人が楽しんでるのに、自分まで楽しく思うのは初めてだったらしく、これが家族をつくることなのか、と感動していた。


ベイビーはいろんな振動を一気に感じて興奮したらしく、深夜までおなかの中でドコドコやてた。

さかもと研の人たちと久しぶりにあう。
新宿御苑で(雨の中)ピクニック。
サプライズで、結婚+妊娠祝いを準備してくれていた。
時計と、メッセージカード。感動。
さかもと先生からのメッセージもあってまた感動。

みんな元気そうに近況を報告し合って、楽しかった。
最近なかなか集まる機会もなかったんだけど、こうやって誰かが声をかければ雨の日に20人も、しかもいろんな年代の人が集まるんだから、すごいもんだと思う。
いろんな厳しいことを一緒にのりこえたからか、ある期間家族よりずっと親密に過ごすからか、特殊なつながりができてるなとおもう。共同体みたいな。


新宿御苑、実は初めていったのだけど、あんな伊勢丹とかの近くに、あんな大きい開けた場所があるなんてちょっとびっくりだった。みごとな巨木とかあるし。
今度は晴れた日にいこう。


今夜はベンフォールズのライブだ!